ダンナの自由（完結編）

自由の無い友人から
「ゴールデンウィークは遊びに行けない」と
お断りの電話がきた。

その理由は、「遊びに来る前日、奥さんと子供を実家に連れて行って
お義父さん、お義母さんに挨拶＆相手をしてから、大急ぎで帰り、
朝早く発って、こちらに来なくてはいけないので、しんどい。」との事。

だけど、いろいろ話していたら
「休みで自由になり、遊びに行く許可が出たが、旅費や交通費は
奥さんの許可が無いと、全く自由にならないのでＮＧ」みたいな感じ。

奥さんは「あなた、１人にだから久しぶりに友達にでも
会いにい合ってきたら？」と気の利いた事を言っているようで
実は「でも、いつものお小遣いの中で旅費などは出してね☆。」
的な暗黙の了解。。。

そして長電話になるにつれ、彼の本音が出てきて
「大好きなインプレッサから降ろされたし、家に居場所が無いし
全てのモチベーションが無くなる、給料の良い所に転職すれば
また好きな車も買えるが、それも出来ないし、雁字搦めで
生きて行く楽しみが無い」みたいな事を言い出した。

こんなのをいろいろ聞いたが、一番印象に残ったのは。。。

彼の仕事は土木関係で、色々現場の場所が変わる。
車は一台しか無いので、電車やバスで通っている。
しかし、現場によっては自家用車でないと行けない現場もある。
なのに奥さんは「私が乗るので、乗ってくのはイヤ！」
みたいな事を言って、譲らないそうだ。
なので彼は、会社でゴネたり、何度もお願いして
やっと会社の軽トラを貸してもらったそうだ。
これって、ダンナに恥をかかせて、足を引っ張ってることに
気がつかないのだろうか。。。

負のスパイラル。
彼の未来に幸あれ。。。